IdeaPad S540 ゲーミングエディション
買いました。スプリングセール+ナイトセールに乗っかって課金。13万飛んで9円也。
IdeaPad S540の中でも、松竹梅でいえば松のモデル。IdeaPadでは一番いいやつ。ただでさえタマが少ないのに、コロナパワーのリモートワーク流行でノートPC争奪戦になったらしく、納期6週間の憂き目に遭いました。しかし、予定通り6週間で到着したので許す。
天板は端正な顔立ちで、メーカーロゴがひょっこり覗くのは好印象。裏面には巨大スリットとWindowsシール(控え目)。パームレストに貼ってあるシールたちがうざいので、裏面に貼りなおしてやろうかと思います。
IdeaPad(梅)と比べると倍額以上なので、性能をアピールしないと売れないのだろうなぁ。世知辛いのじゃ。
ACアダプタは90w。MacやUSB type Cを意識してか、四角いポート…なのだけど、この構造なら、普通の丸形プラグでよくない?
このモデル、かなりMacを意識してるらしいです。金属ボディで、端正なデザインにまとめてあって、Macに引けを取らない感じ。ファンクションキーがデフォルトで機能ボタンになっているし、矢印ボタンの配置もMacに近い。さらに、トラックパッドの使い心地もほぼMac(トラックパッドの動作はWindows10デフォルトでこうなったもよう)。
ほっとくと忘れそうだし、Lenovoのページからも消えかねないので、スペック一覧を作っておきます。
- CPU : Core i7-8565U(1.8GHz, Up to 4.6GHz, 8MB)
- Windows 10 Home 64bit
- 15.6' LEDバックライト FHD IPS 光沢なし
- 12GB PC4-19200 DDR4 SDRAM SODIMM (内、オンボード4GB)
- 1TB SSD
- 90W ACアダプタ
- Microsoft Office Home & Business 2019
- NVIDIA GeForce GTX 1650 4GB GDDR5 MAX-Q
- IEEE802.11 ac/a/b/g/n ワイヤレスLAN
- Bluetooth4.2
惜しいところを挙げるなら、CPUが2020年にもなって第8世代だとか、メモリが12GBと中途半端なところでしょうか。普通のモデルは第10世代と第8世代を併売していましたので、ゲーミングエディションは…わざわざ再設計するほど売れてないのかもしれません。世知辛いのじゃ(しつこい)
メモリが12GBなのは、IdeaPad共通の設計で4GBがオンボードに括り付けられてるから、4+8のような中途半端な構成にせざるを得ないのだと思われます。まだ、8GBを超える領域を使ったことがないので、その影響はわかりません。
ACアダプタ90Wで足りてるのかという話ですけど、たぶんフルパワー時には足りてません。ゴリゴリ演算させていたら、じわじわとバッテリーが減っていきます。ゲームなど、ACアダプタの容量以上のパワーが必要な時、バッテリーを食って補ってるようです。
パワフルなノートPCではたまにある設計ですが、問題は、制御があまり賢くない事。演算をさせておくと、バッテリーをもりもり食っておいて、バッテリーが足りませんと言ってきます。いやいやお前が食ったんだよとツッコミを入れたくなります。
ファンの制御は、デフォルトだとガンガン回るパワー仕様でしたので、LENOVO VANTAGEでインテリジェント・クーリングをONにしました。十分賢いです。
ACアダプタに繋ぎっぱなしにするので、保全モードをONにしました。バッテリーを60%までしか充電しないことで、バッテリーをいたわる設定です。モバイルでガシガシ使うなら、保全OFFで、急速充電を有効にする使い方が想定されます。
USBデバイスに電源を供給する設定は、使い方次第でしょうか。スリープ中やシャットダウン中もACアダプタに繋いで、USBアダプタ替わりにするなら、ON。スリープ中やシャットダウン中に電源を抜いて管理するならOFFが推奨でしょう。モバイルバッテリーのように、電源OFF中のPCのバッテリーからUSB給電する機能もあります。想像ですが、この手の機能がONになってるとバッテリーを静かに食います。
キーボードのバックライトの設定もありました。これはお好みで。
横のポート類は、
以上です。すっきりした印象です。テンキー・指紋センサー・スピーカー・マイク・カメラが内蔵なので、たいていの事に対応できる完成形だと思いますが、色々繋ぎたい方には物足りないのかもしれません。
追記:2020.8.30
3ヶ月使ってきて良いところと悪いところが色々見えてきたので、箇条書きで書いておきます。多少、重複します。
良いところ
- 画面がきれい
- 音がいい
- GTXすごい
- ゲーミングノートだけど虹色に光らない
- 15インチノートだけどスリム
- 指紋認証らくちん
悪いところ
- 画面の明るさが大雑把にしかコントロールできない
- 明るさセンサーがない
- Lenovo Vantageをアップデートすると、設定がデフォルトに戻る
- ゲーム中はどうしても熱くなって、多少うるさい
- USBコネクタに刺す時、何か引っかかる
- Windows起動時の一回目、指紋認証に失敗することが多い
2021.06.02追記
約1年経って色々あったので、おおまかに追記しておきます。
4ヶ月ほどで内臓の1TB SSDが壊れました。Samsung製の内蔵用モデルでしたが、えらく短命でした。ハードな使い方をしていたので、耐熱温度の低いSSDが最初にダメになったのかもしれませんし、弱い個体を引いたのかもしれません。
蓋を開けずにWindowsの回復機能でなんとか修復できないか念入りに確認したあと、Lenovoにチャットで連絡して修理に旅立たせました。正直、予想よりサポートは好印象でした。送り先は群馬のNECパーソナルコンピュータで、Lenovo傘下となったNECのPC部門に切なさを感じますが、しかし国内に修理拠点があるのは強いです。2週間以内に帰ってきたと思います。
もう一つ大きな変化があって、SSDをトランセンドの2TB NVMeに交換しました。SSDの供給が安定してきて、セールしている時に決断しました。一回ミソがついたサムスンのSSDはあまり使いたくなかったのと、トランセンド製品の一桁多い耐久性(TBW)を試してみたかったのと、2.5インチのトランセンド製SSDがずっと壊れずにいた実績で、信者買いしました。DRAM搭載品で結果的に速度も上がって大満足です。
蓋を開けた時に気づいたのですが、標準でSSDを搭載しているM.2 2280ポートとは別に、M.2 2242ポートが一つ空いてました。人柱報告によると、M.2 2242ポートはPCIe接続しかできないらしいですが、おそらくPCIeのSSDなら増設できるので、夢が広がります。本来の用途は4Gモジュールの搭載だと思いますが、自宅内モバイルには関係ありませんので、いつかSSDを搭載してみたいものです。