AMを聞いて10年(変なテンションで)

そういえば、僕にとって、AMラジオ聞くようになってから今年で10年たった。小学校4年生の頃に防水ラジオをもらい、よく聞こえる周波数を探り当てて聞くようになったのが最初だった。電波強度が強いとなると当然、NHKラジオ第一を聞くことになる。平日はニュースを聞き、9.11を知ったのもラジオを通してだ。大ニュースなのはわかったのだが、翌朝のニュースを見るまで、どれほどの惨状かは想像もつかなかった。週末はラジオ文芸館のラジオドラマを聞き、眠れない夜にはラジオ深夜便が心の支えだったと覚えている。そういえば、未だに「くらげクーラーのクーちゃん」が出てくる話のタイトルがわからなかったりする。情報募集中だ。
中学校の頃、父の影響でCBCを聞くようになった。平日の夜はバトルトークラジオ アクセスを聞くようになり、一度だけ電話したことがある。今思えば聞くに堪えない稚拙な内容で、電話代の無駄だったと思う。その番組の後、CBCの独自番組、ハイパーナイトを聞くのも日課だった。
高校に入り、友人の影響で東海ラジオの“オタク枠”を知ったが、自分用のパソコンを買ってもらった影響で、ラジオからは離れ気味だった。今や土日の夜は東海ラジオメインで、欠かせない日課になってるけれど、そうなったのはごく最近。
もちろん、移り気に局を渡って番組に出会うばかりじゃなくて、終わっていく番組を見送ることもあった。さすがにNHKは抜群の安定感だけど、民放はそうもいかない。今でも思い出すのは「五木寛之の夜」。スポンサーだったカネボウの台所事情で放送終了だった。終わってしまうのがかなり寂しかったけれど、大人の事情だから仕方ない。似たような事情で「新日鉄コンサート」や「週刊ゲンスイ」も姿を消した。おかげで土日のCBCは聞かなくなってしまった。
終わると言えば、オールナイトニッポンも、気がついたらパーソナリティが交代してる。何曜日が誰の担当か暗記してるような時期(主に受験期)もあったけど、今では木曜日のナインティナインしか覚えていない。この枠は流行がものを言う。
いろいろ書いて収集がつかなくなりつつあるけれど、要するにいろいろあった。僕の10代は1割くらい、ラジオに育ててもらったのかもしれない。デジタル化するという話もあったけれど、やはりAMラジオは雑音にまみれ、枯れたスタイルで根深く放送し続けて欲しいと思う。きっと聞き続けるから。